晴れた日にシロエリオオハムの写真を撮りたくて
2日後 同じ海岸に向かいました
ところがなかなか近くにやって来ない
そのうちパタリと姿が見えなくなったので
1度現場を離れ 鵡川へ
再び戻った海で見たのは
死体となって海岸に打ち上げられたシロエリオオハムと
釣り糸にかかってしまった別個体の姿でした
美しい自然の中で野鳥を観察するのはとても楽しいことだけれど
時々見ているのが辛くなることがあります
それは親鳥の後を追うヒナが捕食者に狙われて命を落とすことだったり
羽を損傷して取り残された渡り鳥だったりするのだけれど
1番辛いのは 人のせいで生きものが苦しむ姿を見ることです
救いは人の優しさ
意図せず水鳥を釣り上げてしまった釣り人は
網で静かに保護し 丁寧に針を取り除いてくれました
海に戻ることのできたシロエリオオハム
もう岸壁のそばに来て欲しくないと
1番強く願ったのは 釣り人だったのかもしれません
撮影日 2016/9/16 ・ 撮影場所 苫小牧市